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3分でわかる!求められるECサイトとは?近年のトレンドと動向を探る

ECサイト、オンラインショップは近年聞きなれてきたワードでもあり、多くのお客様が導入・もしくは導入検討されている領域ではないでしょうか。

今回は、近年大きな変化を迎えているECサイトについて、歴史や今の状況をふまえ、今後についてお伝えします。


ECサイトの歴史

ECサイトは今年で登場から25年を迎えるそうです。今では身近な存在ではありますが、実際大きく普及したのは2000年代といわれており、6年前と比べると売上は倍以上にもなり、急激に成長しています。

ECサイトについて、関連が強いと思われる出来事も併せて簡単な年表にしてみました。

< ECサイト年表 >

1983年
広島の家電量販店(デオデオ)が日本初のECサイトを開始
1995年
「Amazon.com」 サービス開始
(現amazon.co.jp として日本のEC売上シェアNo.1)
1997年
「楽天市場」サービス開始
「価格.com」サービス開始
1998年
「楽天スーパーオークション」サービス開始
「Yodobashi.co.jp」(ヨドバシカメラ)サービス開始
(現Yodobashi.comとして現在日本のEC売上シェアNo.2)
1999年
「ビッダーズ」(DeNA)サービス開始
「Yahoo!ショッピング」
「Yahoo!ショッピングオークション」 サービス開始
2000年
「EPROZE」サービス開始
(現ZOZOTOWNとして日本のEC売上シェアNo.3)
Google日本語での検索サービス提供開始、検索エンジン普及が本格化
2001年
インターネット人口が4,619万人 ※インターネット白書より
2004年
mixi運営開始
Facebook誕生
2005年
インターネット利用者8,500万人超 ※総務省調べ
2008年
iPhone発売
Android発売
Twitter日本語版サービス開始


年表をご覧いただくと、ECサイト誕生当初にビジネスを立ち上げたお客様が、現在も大きな存在感を示していると感じます。 


ECサイトの普及状況

現在では多くのECサイトがありますが、日本のBtoCのEC市場規模は16兆5,054億円といわれており、EC化率(※)は5.79%となっております。(2017年)

※ECサイトとリアル店舗を含めた全商取引のうちECサイトなどの電子取引されているものの割合

リアル店舗を構えているお客様は、このデータを参考に自社のEC化率と比較されているのではないでしょうか。

少し視点を広げ世界をみると、日本のEC化率は全世界6位と比較的上位にいますが、最上位の国と比べると1/3以下のEC化率に留まっています。

■EC化率参考値
・韓国   18%
・イギリス 15%
・中国   15%
・アメリカ 11%
・ドイツ  8%
・日本   5.8%
Euromonitor参照(経済産業省より)


他国と比べて、EC化率が低いことから日本のECサイトはより普及していく可能性が高いといえます。日本で今後、ECサイトが普及していくと考えられる理由は大きく3点あると考えています。

1. スマートフォンの増加
現在、ECサイトを利用している消費者の約1/3はスマートフォンから購入しているというデータがあります(以下図表参照)。今後もスマートフォンの増加とともにECサイトの利用機会が増えると想定されます。

2. VR/AR技術の普及
近年のECサイトではVR/ARが活用されるケースが出始めており、今後技術の発展により優れた購買体験ができるECサイトが増えてくると予想されます。

3. 販売チャネルの増加
以前は大手ECサイトへの出店掲載で消費者の目に入る機会を増やしておりましたが、現在はSNSを媒体として自社ECサイトへ誘導する販促が増えてきています。SNSは利用人数の増加が今後も見込まれ、自然と消費者の目に触れる回数が増加することで、ECサイトの利用へとつながっていくと予想されます。


ECサイトの変革

前段までは、ECサイトは販売のチャネルの追加で売上向上という観点でお伝えしておりましたが、近年はECサイトの在り方、利用シーンが大きく変化しています。いくつか例をあげて説明します。

1. インテリア業界のECサイトの変化
現在インテリア業界はリアル店舗とECサイトの共存、相乗効果を狙い取り組んでいます。
例えば、ニトリ様はリアル店舗とECサイトの購入にこだわらず、リアル店舗で商品を見てECサイトで購入するという導線を活用し、消費者に対して利便性を提供しています。消費者は重い荷物を運ぶ手間が減り、ニトリ様は店舗在庫の低減につなげています。
また、IKEA様では、前述したARを活用しています。実際の自宅にあたかも実商品を置いたかのようにスマートフォンに上にAR表示し、リアル店舗で質感を確認して、より安心して購入いただけるよう工夫されています。
どちらのお客様もリアル店舗とECサイトで消費者を奪い合うとは考えておらず、オンラインとオフラインの良いところを活用してビジネスを進められていることががわかります。

2. 専門店業界のリアル店舗とECサイトの共存
専門店である家電量販店では、ECサイトで見つけた商品をリアル店舗で確認したい、また即試したいというご要望に応えるべく、各店舗の在庫をECサイトに明記し、さらに取り置きまで行えるようにしております。
消費者の好きなタイミングで受け取れる利便性は高く、今後のECサイトの差別化要因になるのではと感じます。以下、関連情報ですので、併せてお読みください。

PRACO様と当社で取り組んだ商品受け取りロッカーについてはこちら

これらの事例から、ECサイトは今までのような販売チャネルの増加という側面だけではなく、リアル店舗の特性を活用し、他にはない購買体験を提供することが今後のECサイトの役割になっていくと予想されます。


今後ECサイトに求められているもの

今回は、ECサイトにフォーカスしてご紹介しました。マーケットが急速に変化しており、ただ販売するだけのECサイトは、今後どんどん現れる新しいスタイルのECサイトに遅れをとってしまいます。

ECサイトとリアル店舗を切り離して考えるのではなく、それぞれの特性を生かしながら、商品やブランドの特性を明確に伝えることで差別化をはかれるのではないでしょうか。

今後もECサイトやリアル店舗はそれぞれ消費者との「接点」であることに変わりませんが、購買行動に対して利便性を向上させ、消費者にフィットしたネットとリアルの融合が求められると、私は考えています。


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小山 智

小山 智

元ドラッグストア店長という経験を活かし、小売業様に最適なサービスを提供すべく日々奮闘中の営業マン

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